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黒川温泉のドン 後藤哲也氏 立て直した日々

黒川温泉を立て直した日々
京都で気が付いた人の流れの変化は何を示しているのだろうか?後藤先生はこの問いに対しひとつの答えを出しました。
「都会の人たちは、ストレス解消のために自然に触れることを求めている」
この答えをもと黒川温泉を変えていくことを決意したのです。昔は体の傷や痛みを直すことを目的とした湯治場であった黒川温泉が、これを期に都会に暮らす人々のストレスによって疲れたココロを癒すための温泉地へと生まれ変わっていくのです。
後藤先生の頭の中には次のような流れが出来上がっていました。

都会人は自然を求めている

黒川温泉に「本物」の自然があれば、お客さんが来てくれる

そのためには温泉地全体に自然を感じさせる仕掛けが必要だ

地域の旅館が一致して取り組めば、黒川全体に自然を感じる「雰囲気」ができる

観光客が増え、それに比例して各旅館の利益も増える

この発想を大切に貫きました。特にこだわった部分が「黒川温泉全体で」ということです。とにかく全体で雰囲気を創らなくてはならない。もっとも大切なものはその地域の「全体像」であると。
結果として皆さんご承知のとおり後藤先生の大改革は成功しました。主な取り組みは次の3つで、「黒川温泉24件の旅館全てに露天風呂を設置したこと」、「観光客がいろいろな露天風呂に入れるように『入湯手形』の導入を導入したこと」、「自然の木である『雑木』を地域に植樹し、『日本のふるさと』を意識した統一された景観づくりを行ったこと」です。改革を成し遂げるまでの経緯に関してはここでは触れませんが、決して順調なものではなかったことは確かです。

地図にも載らないような山奥の小さな湯治場を、全国屈指の温泉地にまで押し上げた後藤哲也先生。その体験から我々にさまざまなまちづくりや会社経営へのヒントを与えてくれました。

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1970年9月29日
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2005年10月21日 17:13に投稿されたエントリーのページです。

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